『おまえさぁ、何が言いたいの?』



[え!]



『ただの寝言だろ』



『寝てる時のこと責められても困るんだけど』



[責めてるわけじゃない]



『じゃあなんなの?』




『俺は朱莉が好きだっていってるじゃん』


『おまえだって俺のこと信じたんじゃないのかよ』


隣のサラリーマンが私達にきづき嫌そうな顔で見ている。



高弘はそれにきづきふて寝してしまった。




私は、電車の奥の喫煙席に行きタバコを吸った。


[はぁ~ ]



たしかに高弘の言うとおり私は高弘を信じることに決めた。



高弘の中から美里を追い出してあげようって


美里を忘れられるくらい私を好きになってもらおうって。


でも高弘はいつもちゃかしたようにしゃべるから


高弘が何を考えているかわからなくなっていた。