『そんなことでなんで?。』

[え。]


『暴力ふるわれてるからって。』

『なんでそんなことで高弘がなんで傍にいなきゃいけないの?』



[そんなことってなんだよ。]


{高弘は、か細い声で言った。}



『私だって元カレに暴力ふるわれてたよ。』



『でも自分でどうにかするしかないじゃない。』



『今だって手を上げられるだけで怖くなるけど』



『自分で逃げるしかないじゃない。』


『だって高弘を捨ててそれでも付き合ったんでしょ?』



『なら高弘には絶対頼っちゃいけないじゃない。』


『私はトラウマになったけど自分で決めたことだから私は誰のせいにもせず必死に戦ってるよ。』


『仕事できなくなっても戦ってるよ。』




[美里をほっとけない]


[でも朱莉のことはちゃんと好きだから。]



『そんなの勝手だよ。』



そう言った後、胸が苦しくなり、過呼吸になった。


それで話しあいは中断になり


私が落ちつくと高弘は泊まらずに帰ってしまった。