「ま、ちょっと下手よね~。千夏は演技下手!音楽の時間、バレバレだから!マジで」



 …そんなこと言われたって…。



 心配してくれたんじゃ…。



「最初はびっくりしたよ?だっていつも元気で、あんな美声響かせるあんたが、消極的になるなんて…」



 だんだん暴言になって来てる…。



「…何かあるかな?って…。それに、話してる時に千夏の姿見えたんだよ?」



「ごめ…ん…。聞くつもりはなかったの…!でも…ショックが大きすぎて…!」



 その瞬間、友美ちゃんの表情が一変した。