「…あれ、千夏ちゃん?!」



「増川選手…」



「マスの知り合い~?かわいい~」



 真っ赤な目をしてる、あたしを見て、戸惑う増川選手。



 増川選手は、あたしのことを車に乗せて、話を聞いてくれた。



「…そっか…。辛かったね。祐馬くんは、本当に…不倫を…?」



「でも、女の人からメール来てたし、見ちゃった…」