妹じゃなくて!

 あたしは、恥ずかしくて目をそむけた。



 だって、音が…。



「…ったく…。俺の腕の中にいると、とたんに大人しくなるな…」



 ぎゅっと抱きしめてくれたゆうちゃん…。



 もう、これもお預けか…。



 もっと、抱きしめてほしい…。


 
 これを忘れないように。



 ずっと、心の中にゆうちゃんがいますように。