5分後…



「千夏!!」



 …聞きなれた、大好きな声。



 優しくて、大好きなあの声。



 ゆうちゃんだっ。



 あたしは、ぱっと振り向いた。



 ゆうちゃんが、自転車でこっちに向かってた。