それから二人がニヤニヤしながら出てきた。


「二人して何?キモいよ。」

「キモいって‥。お兄ちゃんショック‥。」

「そうゆうのがキモい。」

「まぁまあ。美龍!!」

「ん?」

「応援するから頑張りなさい!!」

「へ‥?」

「アハハ♪楽しみ!!」

莉桜姉はヤケにテンションが高かった‥。


それから莉桜姉が帰り、いろいろして眠りにつこうとしたけど‥。


「‥‥‥寝れない‥。」

だって‥。あたしが恋なんて、柄じゃないし、しかも初めてだし‥。

でも、今思えば赤沢に会ってから、変わったかもしれない‥。

人と話すこともなかったあたしが、人前で笑うことなんてありえなかったあたしが、赤沢とは話すし、赤沢の前では笑えた‥。


思い出しながら思った‥!


―‥あたし、いつのまにか惹かれてたんだ‥‥‥と‥‥。