欲望チェリ-止まらない心

ひー君…


ゆっくりと花道を進むひー君を見て、思い出が走馬灯のようによみがえる。


思えば……


ひー君とは、小さい頃からずっと一緒にいたよね。



あたしより先に幼稚園に通いだしたひー君。


スクールバスに乗るひー君に、あたしはいつも泣いてたっけ。


そんなあたしをバスからいつも心配そうに見つめていたひー君。




小学生になると、ひー君は塾に通いだしたんだ。


あたしはそれが寂しくて。


だけどひー君は、忙しい時間をぬってよく一緒に遊んでくくれた。


一緒にしたおままごと。


あたしの初めての旦那さまは、ひー君だったね。


一緒に見つけた、秘密基地。


初めて親に隠し事をして、ドキドキしたけど嬉しかったよ。






中学生になると剣道を始めた、ひー君。


あたしはひー君を男の人として見るようになった。




あたしの…初恋の人。