―――放課後
あたしと萌菜ちゃんは図書室に向かっていた。
愛華ちゃんと希美ちゃんはまたまた急用や彼氏なんかで不参加になってしまった。
図書室へ向かう渡り廊下に、二人の足音が響く。
ちなみに、ひー君から聞いたんだけど
うちの高校は図書室が自慢で、本の収容量が他校に比べてうんと多いらしい。
あたしは図書室の利用は初めてだけど
進学校ということもあり放課後に図書室を利用する生徒も多いみたい。
あたしと萌菜ちゃんは図書室に入ると、キョロキョロした。
立ち並ぶ本棚に、窓際には勉強机がある。
あたし達は空いている席を見つけると腰をかけた。
今日は久しぶりにお天気も良い。
あけられた窓に薄黄色のカーテンが揺れていて
そこから、吹奏楽部の奏でる音や運動部のかけ声が聞こえてきた。
静かな図書室に、放課後の音が沁みる。
あぁ、なんか好きかも
この雰囲気…
あたしのお気に入りの場所になる予感がした。
あたしと萌菜ちゃんは図書室に向かっていた。
愛華ちゃんと希美ちゃんはまたまた急用や彼氏なんかで不参加になってしまった。
図書室へ向かう渡り廊下に、二人の足音が響く。
ちなみに、ひー君から聞いたんだけど
うちの高校は図書室が自慢で、本の収容量が他校に比べてうんと多いらしい。
あたしは図書室の利用は初めてだけど
進学校ということもあり放課後に図書室を利用する生徒も多いみたい。
あたしと萌菜ちゃんは図書室に入ると、キョロキョロした。
立ち並ぶ本棚に、窓際には勉強机がある。
あたし達は空いている席を見つけると腰をかけた。
今日は久しぶりにお天気も良い。
あけられた窓に薄黄色のカーテンが揺れていて
そこから、吹奏楽部の奏でる音や運動部のかけ声が聞こえてきた。
静かな図書室に、放課後の音が沁みる。
あぁ、なんか好きかも
この雰囲気…
あたしのお気に入りの場所になる予感がした。



