欲望チェリ-止まらない心

泣いて、泣いて

泣き疲れて――…






だけど眠ることも出来なくて。




あたしはただ脱け殻のように、だらんとベッドに沈んでいた―――…



真っ暗な部屋の中で


携帯だけがずっとチカチカ光ってる…



時間は分からないけど―…
多分、真夜中。


ずっと心配していた親も諦めて眠りについた。




失恋が、こんなに辛いものだなんて知らなかった。



希美ちゃんや愛華ちゃんも…、


こんなに絶望的な気持ちだったのかな。








「…………」


頭がズキンズキンする…


落ち込むところまで堕ちて…


あたしはようやく携帯に手を伸ばした。


たったそれだけの動作に、体中が鉛のように重く悲鳴をあげる。




パカッ




「……っ」


暗闇の中で光るディスプレイがまぶしすぎる…


あたしは目をしかめた。

涙で乾燥した顔がひきつる。





あたし……

今きっとすごい顔してるんだろうな…