あたしは ひー君の背中をギュッと抱きしめた。 「ひー君…」 「………三咲?」 「……………」 その時 夜空に一筋の流れ星が見えた。 流星群だ――… あたしは夜空を流れ落ちる星を見て祈った。 どうか、ひー君を壊さないで… ひー君がまるでブラックホールになってしまうようで… あたしは不安で堪らなかった。