欲望チェリ-止まらない心








「え………?聖?」







扉を開けた紅は少し驚いた顔をして足を止めた。






「やぁ、紅じゃないか」


驚く紅に対して、ひー君は余裕の笑みをこぼす。


「紅、何しに来たの?」


「や、別に生徒会の仕事だけど…」



しかし、紅はそう言った後少し考える素振りをした。


「でも俺、邪魔だしやっぱ帰るわ」


そして、紅はそのまま生徒会室から出ようとした。





しかし

ひー君がそれを引き留めるように言う。



「仕事なんだろ?やって行けよ」


「や……でも別に」


「遠慮なんかするなよ」


ひー君はそう言うとあたしの頭をポンとした。


「三咲も構わないよね?」


……え?


ひー君に首をかしげられ、あたしは慌てて笑う。


「うっ…うん!もちろんだよ」


あたしの返事に、ひー君は一度ほほえむとまた紅を見る。


「ほら、三咲も構わないって言ってるんだし来いよ」


「…………」


入口で立っていた紅は、頭をかいた。



「じゃあ…」



そして紅は、気だるくこちらに向かって来ると


あたしとひー君から少し離れた位置に腰をかけた。