欲望チェリ-止まらない心

そして――…






ガラッ


いつものように、生徒会室の扉が開かれた。










「え……?」


あたしは思わず目が大きくなった。



「ひ…ひー君…?」


なんで…?






「やぁ、三咲」


やって来たのはなぜか紅ではなく、ひー君だった。


ひー君はあたしを見るとニコッと笑い近付いてくる。


「ど、どうしたの?」


ひー君がお昼に生徒会室に来るなんて…



「三咲がさ。ここでお昼を食べてるって人づてに聞いたから」


ひー君はそう言いながら、あたしの隣にガタッと座る。


そして


持っていたパックジュースを
トン…とあたしの前に置いた。


あたしの好きな、バナナオレ



「はい、差し入れ」


「あ、ありがとう…」


「どういたしまして」



ひー君は体ごとあたしに向けると、長い足を組み頬杖を付いた。


そして優しくあたしを見つめる。




「っ………///」



な…なに?


あたし何かついてるかな?



ひー君のオーラは、相変わらずキラキラしていて


その視線にあたしはどぎまぎしてしまう。