欲望チェリ-止まらない心

生徒会室に付くと、あたしは一人お弁当を広げた。


紅はいつもお弁当を済ませてから来るから、あたしより少し遅れてくるんだ。


紅はけして一緒には食べてくれない。


あくまでも紅は、ここに仕事をしにくるから。


だけど…あたしは知ってる。


その仕事がどれも、どうでも良い内容だってこと。


紅のさりげない優しさなんだって、知ってるんだ…









コツ コツ




しばらくして、廊下から足音が聞こえてきた。


「!」


こっ紅が来た…!


あたしは慌てて、手鏡で自分をチェックする。


あ…青のりがついてるし!

危ない危ない…!



あたしはササッと口元をティッシュで拭う。


紅がやって来るこの瞬間は、なぜかいつもドキドキしてしまうんだ。



紅に会うんだと思うと…


最初の頃ははまた怒られるかもっていう嫌なドキドキだったけど…


最近は、胸がきゅうっと苦しくなるの。