欲望チェリ-止まらない心

笑いながら…


あたしは自分のほっぺをムニッとつねる。



これ…夢じゃないよね?


やっぱり無しとかないよね?








しかしそのあとも約束通り二人はずっと一緒に居てくれて…


他のクラスメイトも普通に話しかけてくれて…



あたしはようやく現実を受け入れることができた。



夢じゃないんだ…


理由はわからないけど、もう終わったんだ。



辛くて虚しかった、一人ぼっちの学校生活が


ようやく終わったんだ…










お昼休み


二人は一緒にお弁当も誘ってくれたけど


あたしはそれを断り生徒会室に走っていた。


お弁当、明日からは二人と一緒に教室で食べよう!




だけど……


だけど今日だけは…!


あたしは紅に会いたかったんだ。


紅に気持ちを伝えたかったんだ。



萌菜ちゃん達と和解はしていないけれど


辛かったイジメがようやく終わった。


イジメを耐え抜いて…


ようやく新しい友達や居場所ができたこの喜びを


あたしは紅に伝えたかったんだ。


ここまでこれたのは、きっと紅のおかげだから…


紅にありがとうって言いたかったの。


紅の顔が見たかったんだ。