ドク…ン 「ひー君…ここ通学路だよ?」 あたしは控えめにひー君に意見した。 数日前、廊下でひー君に頭を撫でられた時を思い出したから。 あの時、それを見ていた萌菜ちゃん達に後から責められた。 希美ちゃんに髪を掴まれ… ビンタされた恐怖は今でも鮮明に思い出せる。 しかしひー君はその手を止めない。 「見せつけよっか?」 「………え?」 「俺の彼女は三咲ですって」 「…………」 ひ、ひー君? 戸惑うあたしにひー君はニッコリ微笑んだ。