欲望チェリ-止まらない心

俺の反応が予想外だったのか…


萌菜ちゃんは少し目を大きくした。


「あ、そうですよね。デートぐらいしますよね?」


慌てながらも、デートと言うワードを強調する萌菜ちゃん。






「でも知ってますか?」


「何を?」


「あの二人、最近いつも一緒にお昼を食べてるんですよ?」


「え…?」


「生徒会室で、こっそりと」


「…………」






なんとしても、俺に疑わせたいようだ。


頑固な萌菜ちゃんに、俺は困った笑顔を見せる。


「何が言いたいのかな?」


「……え?」


「それに、三咲は萌菜ちゃん達と一緒に食べてたんじゃなかったっけ?」


「!」


「なんで一緒に食べてないの?」


俺の質問に、萌菜ちゃんの目がまた少し大きくなる。


「あの…それは、三咲に頼まれたんです」


「へぇ、そうなの?」


「はいっ!三咲から…矢嶌先輩と食べたいからって言われて…」


「…………」


「あたし三咲の親友だから黙っておこうかと思ったんです…でも」


「うん」


「三咲の親友だからこそ、悪い事はちゃんと言わなきゃいけないと思って…」


「…………」