欲望チェリ-止まらない心

「……………」


そして


行き場のないあたしの足は結局いつものように図書室に向かう。


図書室は飲食禁止。


お弁当は食べれないけど、そこにしか居場所がない。



お昼休みが始まったばかりの図書室は、誰もいなくて静かだ。


あたしは机にノートとお弁当箱を置くと、ガタッとイスに座った。


この場所…


ちょっと前にひー君に勉強を見てもらった場所だ。


あたしはひー君が勉強を教えてくれた机上に指で触れる。


あの頃はまだ萌菜ちゃんとも友達で…


まさか自分がこんな風になるとも思ってなかったな。


一体いつまで…


こんな惨めな生活が続くんだろう。


お弁当を食べる場所もなくて、


ただただ時間が流れるのを待ちながら図書室で身を潜める。


「っ………」


頬に熱い涙が落ちる。



ダメだな…


泣いてもどうにもならないのに。









その時――――…



ガラッ!


いきなり図書室のドアがあき、人が入ってきた。