欲望チェリ-止まらない心

「お母さん…ありがと」


カレーのスプーンを口に運びながら、目頭が熱くなった。


あたしは最近、涙脆くなった。


こんな風になって、辛くてたくさん泣いた。


だけどね?


こんな風になったからこそ、気付いたことも沢山あるんだよ。


あたしは幸せ者だって。


だって嬉しくて泣けるんだもん



「あらあら?泣くほど美味しかった?」


涙を拭うあたしにお母さんはそんなことを言う。


「ぷぷっ…うん、おいしい!」


あたしとお母さんは笑い合う。









そんな時だった


ヴ―…ヴ―…


あたしのポケットで携帯がなった。


「??」


携帯を開くと、ひー君からのメールだった。


《to 三咲

今夜、電話できない?
連絡待ってるね》


「!!」


付き合いだしてからも、あたし達はメールや電話はあまりしない。


あんまりあたしから送って、迷惑になりたくないし…


ひー君もそんなにメールとかマメにするタイプではないから。



ドキ ドキ

なんだろう?


嬉しさと緊張で胸が高鳴る。