欲望チェリ-止まらない心

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「はぁ…疲れた…」




委員会の後、あたしは教室に戻ると1人で資料をまとめた。


明日のHRでみんなの意見を聞かないといけないから…


そしてようやく家につく頃にはどっぷり日が暮れていた。


ガチャッと玄関に入ると中から良い匂いがする。


「あら、三咲お帰り~遅かったのね?」


中からお母さんが優しい笑顔で迎えてくれた。


「ただいまぁ…お腹すいた~」


落ち込んでいた心に、ほっと優しい灯りがともる。


お母さんはあの日から、毎晩豪華な晩ごはんを作ってくれる。


豪華な…といっても、あたしが好きなモノという意味で。


「今日はスペシャルカレーよ。着替えてきなさい」


あれから…

お母さんは何も聞かない。


だけどきっと、学校で何かが起きてることを感じてはいる。


だから…


あたしが頑張れるように

家に帰れば笑顔になれるように


そっと応援してくれてるんだよね。