欲望チェリ-止まらない心

その日の放課後







早速、文化祭の実行委員会が開かれることになった。




あと5分で委員会が始まる。


そろそろ移動しなきゃ遅刻しちゃう。


あたしは放課後の教室でチラリと萌菜ちゃん達の様子を見た。


しかし3人は雑誌を見ながらお喋りしていて、全く動く気配がなかった。


「…………」


あたしは仕方なく、気まずいながらも萌菜ちゃん達に近付く。


「あの…そろそろ委員会に……」


あたしの声に


萌菜ちゃん達は雑誌からあたしに視線を移した。


「あ~、あたしパス」


希美ちゃんがサラッと言った。



「え……?」


「あたしもパス~うちらこの後、用事があってぇ」


愛華ちゃんがクスクス笑う。


「で…でも…」


立ち尽くすあたしに


「てかひ~君の彼女なら、それくらい1人で出来るよね?」


萌菜ちゃんが挑発的な目を向けた。


「だいたい、うちらやる気ないし?あとは全部三咲がやってよ」


「ッ………!」


そっか、そういう事。


あたしは悟った。


萌菜ちゃん達はこうやってあたしを追いつめるんだね…