欲望チェリ-止まらない心

「誰もいないならクジで決めるぞ~?」


先生がふぅとため息をつく。



そんな時だった。


「は~い!あたし、やりますッ」


萌菜ちゃんが勢いよく手を上げた。


クラスの視線がそこに集まる。


「お?珍しい奴が手ぇあげるじゃね~か」


やっと出た立候補者に先生の目が輝く。


「も~先生、ひど~い!それどういう意味ですかぁ?」


「あはは、スマンスマン。助かるよ」


先生は笑いながら黒板に萌菜ちゃんの名前を書いていく。


そんな先生の背中に向かって萌菜ちゃんが付け加えた。


「あと、希美と愛華と三咲も一緒にやりま~す」





―――え?


あたしは思わず耳を疑った。


あ…あたしも?!




「おぉ、仲良しメンバーでやってくれんのか~」


何も知らない先生は疑わない。


黒板にあたしの名前も追加する。