欲望チェリ-止まらない心

お弁当はトイレで食べるようになった。


トイレの個室も…慣れればそれなりに快適だった。


誰の目も気にしなくていいから。


立ち食いは悲しいけど、教室でひとり食べるよりは、ずっと良かったんだ。


ただ…


お弁当箱を持ってトイレを出入りするところは、誰にも見られたくなかった。


だからあたしは、いつも違う校舎のトイレまで通っていたんだ。


図書室のある別館のトイレ。


お昼をトイレで済ませたあと、


あたしはそのまま、よく図書室で時間を潰したりしていた。









そんな生活が始まって数日。


とあるHR


夏休み明けにある文化祭の実行委員を決めることになった。


「やりたい奴いるか~?」


黒板の前に立つ先生。


だけど誰も手を上げなくて先生は困った顔をしていた。


それもそのはず。


我が校の文化祭は、出店などの催しものが出来るのは、2~3年生だけで


1年生はテーマを決めてポートレートの発表という、地味でつまらない内容だから。


誰もこんな面倒なことはしたくない。


あたしも、クラス委員長に加えて生徒会補佐がある。


とてもじゃないけど…