「目、限定?」
「いや何となく目に目がいった」
「目がどうした?」
レールをすんなり走らない引き戸の音に、振り返ってみれば手にポットを持った白衣のタミちゃん。
「タミちゃん、おはぁ」
「おう、田中遅刻かぁ?…で、何の話?俺が男前だって話?」
「タミちゃん絶対晩婚だよね。黒田の話だよ」
「東城…俺は結婚出来ないんじゃない、しないだけだぞ!!」
「「……あっそ」」
ヤベー!!百合と初めて双子並に意気投合したかもしんない!!
「お前等打ち合わせでもしたの…」
「「するかっての」」
以心伝心どころじゃねー
…神業。

