とか、たまに真面目な事考えたりもする訳。
「棗の分無くなるよ~」
「何っ?!」
隣にいたはずの百合は、住人を差し置いて食卓で唐揚げをつっつく。
「何ちんたらしてんのよ」
ちなみに母も娘を差し置いて、唐揚げをつっつく。
「ちょ、マジありえない!!あと4個しかないんだけど!!」
何だかんだ言いつつ私はこの雰囲気が好きだ。
たとえ残り4個だった唐揚げが一瞬で3個になっていようと。
「棗、あとでアイス買ったげるよ」
百合は凄く私想いだから。
「棗~今日可愛い服見つけたの!!着てみてっ!!」
母は凄く私を愛してくれるから。
だから笑顔の絶えない空間が大好きだ。

