Rose of blood *short story*

『お願いがあるんですが…』

『何でしょう』

『数か月後に行われる私とローズの結婚式に、ご出席して頂けませんか』



俺の言葉にご両親は顔を見合わせ、笑みを零した。



『勿論です。ありがとうございます』

「シエルさん、瑠花のことをどうぞ宜しくお願い致します」

『はい。必ず幸せに致します』



ローズの部屋へ案内してもらった。


白とピンクでまとめられ、ぬいぐるみなども飾っており、可愛らしい部屋だなと思った。



『この鏡と私たちのいる世界を繋ぎます。この鏡を通り抜けたいときは、鏡に手を当て心の中で私を呼んで下さい。呼んで下されば、空間を繋げますので』

『…はい』



ご両親は半信半疑という顔をしている。


こちらの世界では非現実的なのだからしょうがないこと。


実際に通ってもらえれば信じてもらえるだろう。