Rose of blood *short story*

『昨日家内とゆっくり話をして、シエルさんを信じようと決めました。こんなに一生懸命毎日足を運んで下さるのに、悪戯なわけがないと…』

『…ありがとうございます』

「子供は何という名前にしたんですか?」

『男の子がリオで女の子がルナと言います』

「そう…二人とも綺麗な名前ね」



写真に写る娘と孫を愛しい顔をして眺めている。


写真ではなく、ご両親もローズに会いたくてたまらないだろう。



『今日は、お二人に聞いて頂きたいものがあるのですが、宜しいですか?』

『昨日は写真を頂いて、今日は何を持ってきて下さったのかな?とても楽しみだ』



奥様の肩を抱き、微笑むお父上。


映像はローズにばれてしまうため、俺はローズの肉声を録音したものを持ってきた。