Rose of blood *short story*

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次の日もその次の日も、異世界のご両親の家を訪ねたが、家に入れてもらえないどころか、インターホンを鳴らしても何の反応もなかった。


その状態が一週間以上続いた。


ジェイドとの約束の日まであと三日…。


このまま家を訪ねていてもらちがあかないと思い、別の場所へ向かった。






『すみません』

「はい」

『柊 俊一さんにお会いしたいんですが』

「失礼ですが、お名前をお伺いできますでしょうか」

『シエル・エメラルディアと申します』

「ただ今確認致しますので、どうぞお掛けになられてお待ち下さい」



俺は今お父上のお勤め先へ来ている。


お父上の方が冷静に話を聞ける状態でもある。


病院のロビーで待っている時間はとても長いものに感じられた。