Rose of blood *short story*

父上と母上はルーシャス王とローラ王妃とともにお酒を飲み、ワイワイ楽しくお喋りをしている。


両親がこんなに楽しそうな顔をしているところは、滅多に見れないかもしれない。


子供たちは子供同士でという感じで、俺はジョシュとローズ姫と話しをしている。



『また、結婚の申し込みがあったそうだな』

「そうなの」

『いいなと思える男性はいないのか?』

「う~ん…どうだろう」



なんとも歯切れの悪い答えにジョシュは心配そうな顔を見せる。


ふと、心に決めた男がいるから全て断っているんじゃないかと思った。



『ローズ姫は結婚願望がないんですか?』

「ローズとお呼び下さい。それと、敬語も宜しければやめて頂けると嬉しいです」

『ではローズも俺のことをシエルと呼んでくれないか?あと、敬語も不要だ』

「ありがとう」



ローズの笑顔を見ると、不思議と俺まで笑顔になってしまう。