Rose of blood *short story*

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「ローズ様、とってもお綺麗でございますよ」

「ありがとう」



純白のウェディングドレスに身を包み、ヘアメイクをラキにしてもらった。


髪の毛はアップにしてもらい、頭にはピンクゴールドのティアラを付けている。



「どうしよう…緊張してきちゃった……」

「大丈夫ですよ。普段通りのローズ様で宜しいのですから」

「そう…だよね……」



式は夕方からなのに、お昼過ぎにはお城に入りきれない程の国民が集まっていたらしい。


有り難いことだけど、その話を聞いて緊張はどんどん増していった。



「ローズ様がそんなに緊張されていては、リオ様とルナ様まで表情がかたくなってしまいますよ」

「それは…困ったわ……」



私はちゃんと皆の前に姿を見せるのは初めてで、リオとルナは本当に初お披露目。


最初が肝心だよね。