Rose of blood *short story*

私は立ち上がりジョシュお兄様と向き合った。



「ジョシュお兄様、ずっと傍で温かく見守ってくれてありがとう。私はお父様とお母様の子供として生を受け、ジョシュお兄様の妹であることを誇りに思う」

『…ローズ』

「私はッッシエル・エメラルディア王子と結婚しッッ…今よりもッ幸せになります。どう、かッこれからもッッ温かく見守って…下さいッッ」



ジョシュお兄様に抱きしめられ、私はジョシュお兄様の胸に顔を埋めた。



『ッッたった一人の愛する妹が生きて戻ってきてくれて、心の底から嬉しかった。愛する妹と唯一無二の親友が愛し合い、結婚することは兄としてこの上ない喜びだッッ』

「ッッ…」

『シエルとなら、きっと笑顔の絶えない幸せな家庭を築ける。ローズ、幸せになれ』

「ッッはい」



ジョシュお兄様の体も震えていて、顔を見なくとも泣いているのだと思った。


ジョシュお兄様のこんな姿を今までみたことがなくて、私の感情は余計高まっていく。


本当に私は幸福者だ…。