不思議な木

尾崎 航

ぼくの家の近くに公園がある。
そしてぼくはこの公園を不思議公園と呼ぶ。
理由は、今から4年前―
ぼくが6才の時の話しだ…。
ぼくは、学校から帰ったあといつものように友達の竜也君と公園で遊んでいた。いつもと変わらず鬼ごっこをして遊んでいた。でもいつもなぜかぼくが鬼だった。
ぼくは30秒数えて竜也君を探した。
いろいろなところを探した。
ふと気ずくとみおぼえのない場所まで来ていた。
前を見るととても大きくキレイな木がある…。
思わず声が出た。
「す、す、すごい!!!とてもキレイだ!!!!」
心臓の音が早くなった。
鬼ごっこをしていたことも忘れてずっと木を見つめていた。
ふと心の中で思い出した。
(あっ竜也君!)
ぼくは急いで竜也君を探した。ずっと探した。
いた…。ぼくは安心した。 
そしてさっきの出来事を竜也君に言った。
案の定、竜也君は驚いた。
そして竜也君がうれしそうにぼくに言った。
「今度ぼくも一緒に連れて言って」
ぼくは言った
「うん。わかった」
 次の日ぼくは竜也君と不思議な木を探しにいった。でも昨日の木は見つからない…この日は諦めた…
 次の日も.次の日も.また次の日も探したけれど木は見つからなかっった…
 でもぼくたちは信じている。またいつかあの木と出会えることを…。
終わり