嘘つきな彼女Ⅱ



あ、そういうことか。



友依の演技なのに動揺していたのか、ちょっと信じちゃった。



「誰かといるのか?」


「友達といて。今具合悪いみたいだから、また今度話そう?」


「……あぁ」



不服そうな返事を聞いて、私は電源ボタンを押した。