嘘つきな彼女Ⅱ



これは、まずい。



用事が何であれ石田から連絡が来ることが安心できない。



早々に電話を切るにはどうすればいいだろうと考えていると、突然友依が顔を歪めて苦しみだした。



「おっ……お腹、いたっ」


「大丈夫!?」


思わず声をあげた私を見て、友依はにやりと笑う。