「や、山田さんって………あんな美人だったんだ」 「山田花子やべぇな!」 事の深刻さを分かっていないのか、この空気を払おうとしているのか。 口々に話し出すクラスメイト達。 「華、ちょっと来い」 動揺している蓮に手を引かれて、廊下に出る。 黙って歩く蓮に着いていくと、廊下の端にある視聴覚室に入れられた。