「なんか……やだね」 微妙な空気になってしまい、ふたりで顔を見合わせて苦笑した。 私、どっかで名刺落としたかな? それとも、お客様? それだったら、辞めるからいいんだけど。 だとしても、どんな理由でも誰からでも、嫌だな。