嘘つきな彼女Ⅱ



――プルルルル……



「あ……」



また、あの番号……。



「電話、出ないの?」



携帯を持ったまま固まる私に、友依が不思議そうに尋ねる。



電源を切ってバッグにしまい、最近のことを話した。