嘘つきな彼女Ⅱ


そんな風に思った自分に驚きながら、敦の舌から逃げる。



でも、敦は私のスカートに……手を入れた。



もう片方の手で、ブラウスのボタンを外しながら。



「っちょっと待って!何でこんなこと……」


「花子さー、俺のことまだ好きだろ?」


「好きじゃない」



一瞬目が泳いだのを、敦は見逃さなかった。