「花子。帰ろーぜ」


「うん!今準備する!」



中学生だし、せいぜい帰りに一緒に帰るくらい。



いろんな所に住んでいる人が集まっているけれど、淳と私のおばあちゃんの家は比較的近い。



私は家が駅のすぐ近くだから、改札で別れてそこから1人で帰る。



それだけでも、ちゃんと“カップル”ってかんじがして、嬉しい。



敦といると、全てが良く思えるんだ。