『足元にお気をつけてください』


「うーす」


「うわっ~久しぶりに乗る~」


「はっ?お前誰かと乗ったことあんの?」


「ん?あぁ、彼女と~」

「そ、そうなんだ~」


「で、お前がこうして俺と二人きりになるって、事は俺に何か話があるんだろ?」


さすが……

「あぁ……あるよ」


俺は……


廉が女か男か聞くためにあの日の夜の事を話した。