鬼畜御曹司と貧乏お姫様

愁夜さんの部屋は私の
部屋以上に広かった。


「何かご用ですか?」



『愁夜様に何かを尋ねる時は絶対に敬語です!タメ語なんて考えられません。』



そう言われたからもちろん敬語。


「敬語はやめろ。お前が敬語だと気持ち悪ぃ…」


気持ち悪いって…



「敬語はやめれません!愁夜様に話す時は敬語って教えられましたから。」


すると愁夜さんは眉間に皺を寄せて


「やめろって言ったんだ。分かったな?」



こ…怖い…

私は一歩後退りした。