鬼畜御曹司と貧乏お姫様

私はメイドさんに仕事の内容を教えてもらった。



はぁ~…


私はため息をつきながら屋敷内を歩いていた。



「メイドさんも大変なんだ…」



『愁夜様の専属メイドとなれば朝は5時起き、それから愁夜様を起こしに行ってください。

そして朝は紅茶とコーヒーどちらになさるか聞いて下さい。


それから―……』




思い出したくもない。


明日から忙しくなる。



気づいたら愁夜さんの部屋の前に着いていた。


「ここだよね…」


コンコン…



私はドアをノックした。