今日は先生の家にお邪魔することになった。

「そこらへん、ゆっくりしてていいよ。」

「うん」

先生の部屋は相変わらず綺麗
尊敬しちゃうなあ…


あれ、なんだろう
少し引き出しから紙がでてる


先生がお茶などの準備に行っている隙に開けてみた…





それは去年の短冊だった。

あの会えなかった日の…

『大好きな、美織とずっと一緒にいられますように…

そして織り姫と彦星もずっと一緒にいにられるようになりますように


星野 武彦』


先生‥


私は涙が溢れてしまった


お茶の準備から戻ってきた
先生が言った

「本当はお前に会いに行くその前に友人の家の笹の葉にって思っててこの前に車から出てきたんだ」

「この前?」

「車に入れてたなんて、すっかり忘れてて。掃除しようって思って出てきたんだ」

「なるほどねっ。」