「千鶴にも見せてあげよ~っと」 お母さんは楽しそうに千鶴の部屋へ。 お父さんと二人っきり。 ……お父さんなんかハゲちまえっ!! 「もう後継ぎなんていいや」 「え!?」 「パパは本気で息子さんと寧々が結婚してほしいと思っている。すごくしっかりした子なんだ。後継ぎのことはもういい。だけど…寧々には幸せになってほしいから、会うだけ会ってみてくれないか?」 お父さんの目はキラキラした目から真剣な目になっていた。