それから少しずつ回復してきた寧々に英語を教えてやった。 問題を解いていくにつれて笑顔になっていく寧々。 愛しい、と思った。 今、俺の隣に座っているのは生徒。 だけど二年後には俺のお嫁さんだと思うと、無償に離したくなくなった。 俺の寧々だ。 寧々はいつ、俺を男として見てくれる? “先生”から“孝太郎”に変わる日はいつなんだろうか。