愛しの先生は旦那様





「今、田中と天野が読んだところの簡単な文法テスト。ちゃんと二人を聞いていたらわかるはずだ」



ちょ、ちょっと待てーい!!

私のあの文法の読み方だと誰もわからないでしょ!!


それはさすがにみんなが可哀想だよ…。
私は頭を抱えた。


みんな、すんません!!



「天野~。頭抱えてるひまあるんだったら解けよ~。時間ねーぞ」



私はキっと先生を睨んだ。


だけど先生は…やっぱり余裕だった。