「寧々は先生のこと嫌い?」 「…わかんない」 「なんじゃそれ」 「好きとか嫌いとか考えたことない。しかも相手は先生だよ!?昨日の今日で、先生に真剣になれっていう方がおかしい」 綾女は私の叫びに呆れている様子。 はぁ~とため息を漏らした。 ……綾女、私の代わりに結婚してよ。 先生と結婚してきてよぉ。 それから授業は頭に入らず体育のバスケもただボールを持ってボーっとするだけだった。 …なにしに学校へ来たのかわからない。