愛しの先生は旦那様






「俺も行きます。天野一人では心配なので」

「ではクラスのほうは私が」



先生はすいませんと言い私の腕を掴んだ。
先生にも迷惑をかけてしまった。


ごめんなさい。



「寧々、大丈夫だ」

「……うん」

「悪いほうに考えるな。俺がいるから」

「ありがと、先生」



門の外には鈴宮とおるが立っていた。


先生がいるのには気にとめず早く車に乗れと言ってるように目で訴えてきた。