保健室に入るといつもの位置にいると思っていたら扉の近くに立って葵を見つめながら近づいてきたので話をするとわかった
「葵……やっぱり俺から別れを告げたけど俺が好きなのは葵だってわかったから俺ともう一度付き合ってください
ごめん……俺から別れようなんていって見苦しいかもしれないけど俺は葵以外愛せないって思っているんだよ」
別れを切り出したのは蒼だったが蒼はいくら葵が悪くても決して葵を責めることは一度だってなかった
蒼は別れて以来彼なりにたくさん考えても葵を忘れることなんてできなかったことを理解することができた