先生と個人授業と恋愛事情

中に入ってくると蒼は1番後ろのほうに座り教員は前か後ろに座ることになっている。
「椎名と春風はこの辺の席なのはよく確認していなかったけどしおりはあまり読まないんだ。
椎名たちはたしか部屋も近いから油断すると何を没収するかわからないぞ」
「先生ってあの人みたいな人がタイプなの?」
「あんな面食いでいかにも顔でしか判断しなさそうなギャル系バスガイドなんかごめんだ。
それに俺には今真剣に付き合っている人がいるからああいういかにも頭が軽そうな香水女1番苦手なんだよ」
蒼はたしかに話したのはごくわずかの社交辞令のような態度はそのためだったようだ。